詩投稿掲示板@Foryou


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紙の鳥 木立 悟 - 2017/04/15(Sat) 04:16 No.98596   <HOME> 返 信




大陸より大きな曇が
森のなかの
ただひとつ倒れた樹を見つめる
川に映る 自身を見つめる


横切る音が雨になり
小さなものを剥がす音が光になる
誰もいない国を過ぎる時
曇は小さな指を見た気がした


背中を支点に揺れる風景
原を分ける人工の風
朝の夢がよみがえる昼
高く高く 何も無い昼


理由もわからず
枯れた草の円
暮れのかたちが
火のように痛い


折り方を間違えて
羽の多い紙の鳥が
暗がりの川を流れゆく
細く長い 青と白の傷


誰もいない国
灰色の道 大粒の雨
棄てられた光の矢のはざま
曇は声を聞いた気がした























以下 このスレッドへのレスです。

Re: 紙の鳥 ネン - 2017/04/15(Sat) 20:50 No.98604  

Re: 紙の鳥 差羽ナガレ - 2017/04/17(Mon) 00:09 No.98621  

Re: 紙の鳥 西朗 - 2017/04/23(Sun) 01:29 No.98754  


純白なる海・第九章 まさ・みち - 2017/04/13(Thu) 21:41 No.98578   返 信


     知らないあなたへ 

おおきな赤い風船に
ちいさな手紙をさげました

「お話してください
 寂しがりやの女の子です」

これだけの言葉をかいて
名前も住所もかかずに飛ばしました

いつの日か あなたが
トントンって ドアをたたいて

「おもしろい話があるよ」
って、
言ってくれそうな
そんな気がして

だから、あたし

おおきな赤い風船を
たったひとりで
飛ばしてみたんです

あたしね
ちっちゃなころから決めてたの
初めてのキスは
おでこにしてもらおうって

手なんて味気ないし
ホッぺなんて、くすぐったいし
くちびるなんて・・・恐い気がする

だから、あたし
ちっちゃなころから決めてたの
初めてのキスは
おでこにしてもらおうって
 
独りじゃないって
思いたくて
あなたにTELしたの
迷惑だった?
ゴメンナサイ
でも
寂しかったの
雨の日は好きよ
でも今日は嫌い
だって
ますます寂しくなるんだもの

何してる? 今
詩集よんでるんですって?
だれの?
ヘッセ?
それとも、ハイネ?
わたしのあげた詩集?
わたしはネ
あなにTELしているの
エヘヘ・・冗談ヨ
ほんとは
小ネコにミルクあげてるの
子ネコ?
ああ、昨日来たの
野良ネコよ、きっと
ドロンコだらけだったの
でも今は真っ白
洗ってあげたの
とてもカワイイのよ
わたしのペットにしようかなって思っているワ
賛成してくれるでしょ?
反対してもダメ
わたし、もう決めたんだもの

あら、もう十一時
もうすぐお昼ね
昼食の用意、誰がするの?
お母さま?
お姉さまはいらしゃるの?
ええ!
誰もいないんですって!
じゃあ、あなたが作るの?
うふふ・・・ゴメンナサイ
怒らないで
だって、あなたが
エプロンかけている姿、想って
おかしくなってしまったの
何、作るの?
インスタントラーメン?
だめよ!
体によくないわ
それだけじゃ

あら、お客さま?
お母さまが帰ってらしたの・・・
フーン
お母さま、雨に濡れなかった?
早く、タオルもっていってあげなきゃ

あじさいの花、咲いたの
青と紫
雨に濡れているわ
あなた、好きだったでしょ?
この花
あとでもっていってあげる
切り花にして
あなたのお部屋
何もなかったでしょ?

あ、あうーん、だめヨオ

あ、ごめんなさい
小ネコがじゃれてるの
まんまるくなって
手のひらにのっちゃいそう
名前・・・何てつけようかしら?
あなたの名前、つけても、いい?

ウフフ・・・もう寂しくないわ
じゃ、切・る・わ・ね

名前も、電話番号も、知らないあなたへ



以下 このスレッドへのレスです。

Re: 純白なる海・第九章 陽炎 - 2017/04/14(Fri) 13:19 No.98585  

Re: 純白なる海・第九章 西朗 - 2017/04/14(Fri) 20:55 No.98590  

陽炎さんへ。 まさ・みち - 2017/04/16(Sun) 21:02 No.98613  

西朗さんへ。 まさ・みち - 2017/04/16(Sun) 21:05 No.98614  


音楽 凡人 - 2017/04/16(Sun) 16:11 No.98611   <HOME> 返 信
わたくしのぐちゃぐちゃ
    と
あなたのぐちゃぐちゃ
    が


おはじきしてはじけました
ちらばった桜色の火花から

「!」と「?」の循環数列が
    輪になって
 玉虫色の波をぐわんとおこし

   ひろがる
   ひろがる
   ひろがる
   ひろがる

    それを
 両手ですくった
    赤ん坊が
 雲一つないお空から

    そっと
 宇宙に注いでいる

    それが
 音楽という言葉で表される
 事象いわれているようです 
         


名誉 黒獅子 万人にとっての余所者 - 2017/04/15(Sat) 17:51 No.98601   <HOME> 返 信

吉田庄平はドラゲンシャタイン共和国から名誉黒獅子賞を貰った経歴のある、通用口の沈黙者だ。

彼は種々雑多さまざまな店や会社の通用口に顔を出しては沈黙していた。

沈黙を行為で表すことのストイックさに、理解者はいつだって少なかった。

庄平は自宅ではお手製の、C4を模したフォルムに、つぶらな瞳の付いたぬいぐるみに対して絶え間なく頬杖ついて話かけていた。

今日はサブウェイで何をトッピングしたとか、シーザーサラダの好きな野菜の散らばり具合の熱弁や、

お尻の穴からショパンを演奏しながら、真っ赤に逆立てた髪を針山に喩えて、地獄乗せぇ!と、ぬいぐるみを頭に乗せて、友人の自宅の玄関口で踊ることもあった。

そんな彼もようやく社会人である。

ヘッドフォンに繋げた聴診器で、自分の胃の調子を確認しながら、
早朝の通勤電車に揺られて、窓の外を勢いよく
滑空する小早川正昭の、
ツーブロックの片側の幻影を、
彼は見るともなく眺めていた。


ふわっふぅ〜 ふわっふぅふぅっ!

おぉ〜い 余所者!

刈り上げが 足んねぞっ!

ふっふぅ〜 ふわっふぅふぅ!

ふっふぅ〜 ふわっふぅふぅ〜


十円だった 小粒の連なり - 2017/03/23(Thu) 00:22 No.97936   返 信

青くなれ 青くなれ
一生分の魂よ

思うがまま飛んで 消え去れ
誰のものにもなるな

ペエジを手繰らせるまま
気ままな風が瞳を洗う

わたしからいなくなれ

こいつはもうわたしのものじゃない
こいつはわたしに一等便利な代物だった
教えてくれた なにもかも
感じてくれた さみしい宝庫だ
与えてくれていたのだ

持っていると 誰とでも友達になれた気がしたのだ

今はもう 携帯しかもってないのだ わたしは

時折五月を思い起こせば
どこかでペエジを手繰る音がする

「みて」

「なに」

「カモメ」

―――開けた文庫本が 空を泳いでいた

以下 このスレッドへのレスです。

Re: 十円だった 西朗 - 2017/03/26(Sun) 15:55 No.98011  

Re: 十円だった 木立 悟 - 2017/04/15(Sat) 04:16 No.98595   <HOME>


牛人に成って 西朗 - 2017/04/13(Thu) 01:50 No.98559   返 信

"ミルクドーナツ”っていうお店の中に入ったならば
いきなり俺はごついパンダに殴られた

かなり痛かった
それで顔がぶっ飛んだんじゃないのか?
なんて思ったんだ

交差点では雪の噴水が派手に白いのをばら撒きまくっていた

死んだ犬が俺に話しかけてきた
「これで、何か好きなものを買いなさい」
その犬は何故か俺に三万円もくれたのだ

夜にはウナギが空を飛んでいた
ウナギは驚きをその表情に咲かせながら
まるで星を食べたいような様子だった

満月の光に向かって
一直線のように
亀が
浮きあがって
ぽわーっと
どこまでも上昇していく

人のような猫が側転しながら
同じく人のような犬がそこへ前転を重ねていく
変わったコンビのゆるいダンスを踊り
クラシックみたいな曲が鳴り
星やらネオンのような
光が辺りに渦巻いていた

翌朝顔だけ牛になってしまった俺は
もう宇宙へ還らないとと切願しながら
焦りながらも同時に
ちょっとワクワクしてもいた
俺も何故にか
空を飛べる肉体に成っていたのだ
















































以下 このスレッドへのレスです。

Re: 牛人に成って 桜庭 淡 - 2017/04/13(Thu) 15:54 No.98564  

桜庭 淡さんへ 西朗 - 2017/04/13(Thu) 16:10 No.98565  

Re: 牛人に成って 万人にとっての余所者 - 2017/04/13(Thu) 21:01 No.98575   <HOME>

万人にとっての余所者さんへ 西朗 - 2017/04/14(Fri) 00:07 No.98581  

Re: 牛人に成って 陽炎 - 2017/04/14(Fri) 08:34 No.98583  

陽炎さんへ 西朗 - 2017/04/14(Fri) 18:32 No.98589  

Re: 牛人に成って 初心者 - 2017/04/14(Fri) 21:53 No.98591  

初心者さんへ 西朗 - 2017/04/14(Fri) 22:47 No.98593  


幻惑を盗んだ夜 差羽ナガレ - 2017/04/14(Fri) 17:33 No.98587   返 信
傷で埋め尽くされた手を

黒ずんだ灯油で洗う夜

貴方は白いドレスを纏い

戒厳令が敷かれた街へ

迫撃砲が飛び交う中で

現と幻を盗んでしまった





ぶり返す 佐野運平 - 2017/04/10(Mon) 22:17 No.98485   返 信
水戸藩士に叩かれる
悔しい男に叩かれる
焼かれた田圃があった
民と共に田圃はある
民はクソを始めて
三カ月でやっと快便に
至ったそうだ
いや、僅か三カ月で
と言うべきか
見た悔しさがあった
見てしまった悔しさ
御飯を炊いて
矢を飛ばすと
戸を見た悔しさも
ぶり返してきた

以下 このスレッドへのレスです。

Re: ぶり返す 初心者 - 2017/04/12(Wed) 21:42 No.98552  

Re: ぶり返す 佐野運平 - 2017/04/12(Wed) 23:11 No.98555  

Re: ぶり返す 万人にとっての余所者 - 2017/04/14(Fri) 01:07 No.98582   <HOME>

Re: ぶり返す 佐野運平 - 2017/04/18(Tue) 18:06 No.98634  


果てや 彼方 木立 悟 - 2017/03/17(Fri) 23:20 No.97761   <HOME> 返 信




呼ばれ
現われ
戻れなくなったものたちが
一心不乱に花を愛でている


なびくはずのないものがなびき
冬はひとたび その身を隠す
鏡のなかを
動くきざはし


進まぬものが川を埋め
水はあふれ どこかへと消え
光は洞の天を染め
流れをその場限りの生きものに変える


何も揺らさぬ風が来て
涙をさらに増してゆく
会えぬものどうしがふるえ
響き ふるえ 響いてゆく


凍った川の上の橋
河口を曲げる金の光
上下に移る景のはざまを
冬は歩み去ってゆく


花のなかの氷山
花のなかの龍
羽のある墓標の群れを
ひとつひとつ 霧に変える手


つぶやき
花のひらく音
ひとつの淡い波となり
やがて戻る指をひたす




























以下 このスレッドへのレスです。

Re: 果てや 彼方 西朗 - 2017/03/18(Sat) 16:20 No.97780  

Re: 果てや 彼方 木立 悟 - 2017/03/30(Thu) 22:30 No.98156   <HOME>

はじめまして 華純草/しんや - 2017/04/03(Mon) 22:21 No.98238  

Re: 果てや 彼方 木立 悟 - 2017/04/13(Thu) 23:40 No.98580   <HOME>


きみにとってのわたし 桜庭 淡 - 2017/04/13(Thu) 15:52 No.98563   返 信

雪みたいに
蝶みたいに
ふわふわして
ひらひらしてるのに

それらは遠くまでは飛んで行けない

その潔さは
どこかでかき集められて
燃やされる

その灰を撒いたら
人間のにおいがした

流されていたいのか
逆らっていたいのか
早く風が吹いてほしかった
冷たい雨にあたりたかった

本当の気持ちは
とっくにどこかに埋められて
コンクリートで塞がれてる

以下 このスレッドへのレスです。

Re: きみにとってのわたし 万人にとっての余所者 - 2017/04/13(Thu) 20:57 No.98574   <HOME>

Re: きみにとってのわたし いい肌奇麗 - 2017/04/13(Thu) 23:02 No.98579  

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