詩投稿掲示板@Foryou


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古いレコードを聴いていた 陽炎 - 2017/06/08(Thu) 16:25 No.100411   返 信
「忘れない……」そう君は云ってくれた。
「あなたと過ごしてきた時間は、どれもみんな大切だから……」と。
けど、本当に忘れないでいることなんて出来るかい。
この先君は僕とはまったく違う種類の人たちと出逢い、たくさんの笑顔や涙を流すだろう。
そしたらきっと、もう僕のことなんか憶えてるはずもないさ。
イヤ、別に君を責めてるわけじゃないんだ。所詮、人間なんてそんなものだろ。
どんなに悲しい出来事があったってさ、夜、テレビを見てゲラゲラ笑ってるうちに、
昼間にあんなに悲しんでいた理由すら忘れてしまうだろ?
それに、僕らには本当に『大切』なものなんて何ひとつなかったじゃないか。
僕は君に心を隠し、君は僕に心を隠した。
一度でも本心で語り合ったことがあったか。
僕がどれだけ君を傷つけてきたか。どれだけ君を苦しめてきたか。
それなのに、君はいつも悲しそうな顔で笑うばかりで。
一度だって本心をぶつけてきてくれたことなんかなかったじゃないか。
そんな日々を、それでも君は『大切だった』と思えるのか?
この期に及んで、取り繕うのは止めにしないか。



君とはじめて出逢ったのは、枯れ葉の舞い落ちる12月の、風の冷たい夕暮れ時だった。
街はずれの街灯の下、震える躰を支えながら君は、遠くビルの向こうの空を、
いつまでもいつまでも探し続けていたよね。
儚げで風が吹いたら飛んでいってしまうのじゃないかと思うくらい細く折れそうな躰で、
触れたら壊れてしまいそうなほど透き通った君の瞳に、
僕は一瞬で釘づけになってしまったんだ。
しばらく黙ったまま君を凝視し続けていたら、
視線に気が付いたのか君は、静かに僕の方を見て、やさしく微笑んでくれたよね。
どうしてこんな淋しいところにいるのかって僕が訊いたの、憶えてる? 
君はそっけなく、好きな場所だから、とだけ答えた。
それから、あのビルの向こうに何があるのか知りたい、とも。
行ってみようかって僕は誘ってみたけど、君は首を横にふったよね。
じゃあお茶でもしない? ここにずっといるのは寒いし、風邪ひいちゃうよって云って。
二人、近くの喫茶店に入って、珈琲一杯で閉店まで。
君はあまり話すほうじゃなかったけど、
僕のくだらない話には、顔を赤らめてよく笑ってくれたね。
沈黙でいると今にも溺れ死んでしまいそうだったから。
いつまでもこの時間が続いてくれたらいいって、本気でそう思ってた。
君とずっと一緒にいたいって、離れたくないって思ったんだ。
その日のうちに、僕らは一緒に暮らし始めた。


一緒に暮らしはじめても、君はずっと謎めいたままだった。
どれだけ躰を重ね合わせても、どれだけ互いを求めあっても。
愛してるなんて、恥ずかしくてとても口に出しては云えなかったけれど
それでも僕は、君を愛していた。愛している、と思いたかった。
相変わらず君の瞳は硝子細工のように壊れそうで、
どこを見るともなしに見つめては、ぼんやり考え事をしていることが度々あった。
君の態度はいつもとてもそっけなくて、冷たい人みたいだったけれど、
けど時々、何度も確かめるみたいに、僕に「愛してる」という言葉を云わせたがったりもした。
理由を聴いても、君はただ微笑むばかりで。
抱きしめようとすると君は、決まって僕の腕をスルリとかわしてしまう。
困惑する僕をよそに、君は一番のお気に入りのジャニスのレコードを聴きながら、
僕にはよくわからない話を、真面目な顔して話し始めるんだ。
僕にはなんだかそれが、これ以上私の中に入ってこないでと、そう云われているような気がして。
僕の淋しさはいよいよひどくなっていくばかりだった。
睡眠薬を常飲するようになった。
クスリを何錠飲んでも、眠れない夜が何日も続いた。
ひどい頭痛がして、些細なことが気になって仕方がなかった
いつしか僕は、イライラのはけ口に君に酷いことを平気でするようになっていた。
なんでもないことで君に当たり散らすようになった。
出したものを元のところに仕舞わないとか、スープの味が濃すぎるとか、返事をしないとか。
誰かに話したらきっと、なんでそんなことで?って思われるようなことばかり。
理由なんてなんでもよかった。ただ君を傷つけることでしか安心できない自分がいた。
最低だった。最低の気分だった。
でも、自分のせいだとは思わなかった。
あれもそれもどれもこれも、全部を君のせいにして、
君が僕をこんなに苦しめるんだ、君が僕をこんなふうにさせたんだって。
僕がどんなにひどい暴力をふるっても、どんなにひどい言葉で君を追いつめても
君は僕を責めるでもなく、ただ諦めたように微笑むばかりで。
そうされるたびに僕は、どうしようもないダメな人間なんだって思い知らされるんだ。
弱くて、卑屈で臆病で、君にひどい暴力をふるって、ふるったあとは、
ひたすら君に強くしがみついて、もうしない、もうしないって云いながら、
ひとりにしないで、置いていかないでってメソメソ泣くばかりの、救いようのない人間であることを。
何故そんな目で僕を見るんだ。何故僕を責めない?
君をこんなふうにしてしまう僕に、どうしてそんなふうに微笑うことが出来るんだ。
痛いだろ? ムカつくだろ? 消えてくれればいいって思うだろ?
そんなふうに許したりなんかしないでよ。
本当は全部、君のせいなんかじゃないんだから。全部ぜんぶ、僕がダメなせいなんだから。
ねえ頼むから、お願いだから。


ただ一緒にいたいだけだったのに。
それだけで十分だったはずなのに。
一体どこで間違えてしまったのだろう。
どこで歯車が噛み合わなくなってしまったのだろう。
凍りつくような君のその瞳を、いつか僕が解かしてあげたかった。
諦めたように笑う君に、いつか本当の笑顔を取り戻させてあげたかった。
でも本当はそうじゃなかった。
僕にそんな力なんてあるはずがなかったんだ。
僕のほうこそ本当は、君を必要としていたんだ。
溺れかかっていた僕を、君に助けてもらいたくて。救ってもらいたくて。


これ以上一緒にいたら、本当に君を壊してしまう。
だから今日で終わりにしよう。今日で最後にしよう。
最後の最後まで、僕に気なんか使わなくたっていいからさ。
君と幸福になりたかった。信じてほしい、それだけは嘘じゃない。嘘じゃない。
もっとずっと早くに、こんな風に素直に云えていたら、
もっと違う人生が、二人にはあったのかもしれないけど、
今更そんなことを云ってみたところで、何もかもすべてがもう手遅れだ。
おかしいね、おかしいよなホント。笑っちゃうくらい、バカみたいホント。
僕のことなんてきっと、すぐに忘れられるさ。
忘れてくれたほうがいいんだ。そうしてくれたほうが。
君の中で綺麗な思い出になっていくのは、あまりに辛すぎるから。
いままで一緒にいてくれてありがとう。
ひどいことばかりして、本当にごめんなさい。
......僕が云う台詞じゃないかもしれないけれど、
どうか、どうか幸福になってください。
君が探していたあのビルの向こうの空が、いつの日か見つかることを、
心の底から祈っています。


さようなら、愛しき人よ。
さようなら、僕の恋人。



***


古いレコードを聴いていた
窓の外 降り続く雨音
からっぽの部屋
からっぽのボク


君がいない
君がいない
ポツンとひとり取り残された部屋に
泣き声みたいに響きわたるジャニスの声


君がとても愛した曲
理由がわからないといって
怒らせたこともあった


あの頃のボクたちは
一体何を見つめて暮らしていたのだろう
ただ二人でいたかっただけだった
不安で眠れない夜も 
心細くて泣きたくなる朝も
重なりあえばそれだけで 
なんとかなるような気がしていた
ボクには君が必要で
君もボクが必要だった
愛してるなんて照れくさすぎて
とても口に出来やしなかったけれど
そんな言葉なんて云わなくたって
勝手に育まれていくものだと思ってた


求めていたものはきっと同じだったはずなのに
どうすればいいのか まるでわからなかった
ひどい言葉を云えば 君が傷つくことを
ボクはよく知っていた
切り刻んでいたのはボクのほうなのに
イタイイタイと叫ぶのは いつだってボクのほうだった
淋しさを愛と履き違えて
育んだつもりでいたはずの幸福は
いともあっさり萎びて枯れてしまった



          君をはじめて見たのはいつの日だったか
          枯葉が静かに舞っていたね
          街外れの街灯の下 震える躰ささえ
          遠くの空を探していた


          街路樹が風に揺れて孤独を誘う
          いつも君は そんなことを云っていた気がする


君はいまごろ どうしているだろうか
あの日探していた空は見つけられただろうか
ボクのことはきっと
もう 忘れてしまっただろうね


この虚しさも淋しさも悲しさも全部
ボクがしでかしてきたものの代償だってこと
わかってる
よくわかってる


君がいなくなったのも
そうちょうどこんな 6月の雨の夜だった


何の慰めにもならないけれど
こんな雨の夜にはひとりではとても堪えられそうもないから
思い出してしまうんだ 左側に君がいたあの頃の日々を
輝いてみえるのは 君の笑顔がなにより優しく見えたから
泣きそうになるのは 君に甘えてばかりだったボクの弱さ



古いレコードを聴いていた
君がとても愛したアメリカの古いブルース
わけがわからない というと
君はほっぺをぷくっとふくらませて怒ってみせた


もう戻らない
ビルの向こう あの雨に煙った空のずっとずっと向こう
なにもかも
手の届かない 遠い遠い場所
そこにいる君
そこにいる誰か


ひとりぼっちのボク


笑ってしまおう
笑ってしまおう


窓に映ったボクの顔
雨だれが涙のように
静かに頬につたって



落ちた





以下 このスレッドへのレスです。

Re: 古いレコードを聴いていた 亀吉 - 2017/06/08(Thu) 19:28 No.100415  

Re: 古いレコードを聴いていた 陽炎 - 2017/06/09(Fri) 17:33 No.100428  

Re: 古いレコードを聴いていた まさ・みち - 2017/06/09(Fri) 20:19 No.100431  

Re: 古いレコードを聴いていた 陽向 - 2017/06/09(Fri) 20:43 No.100433  

陽炎さん、こんばんわ 西朗 - 2017/06/11(Sun) 00:52 No.100485  

Re: 古いレコードを聴いていた 陽炎 - 2017/06/11(Sun) 13:43 No.100500  

Re: 古いレコードを聴いていた 陽炎 - 2017/06/11(Sun) 13:44 No.100501  

Re: 古いレコードを聴いていた 陽炎 - 2017/06/11(Sun) 13:46 No.100502  


川縁 野良人 - 2017/06/09(Fri) 13:11 No.100426   返 信
暴れ水
宥めて海に
帰す川

川べりは
高山の木を
留め居り

山主の
いない地なれば
樹の自由

川べりは
何の樹々でも受け入れて
草木に優しい

藤や桜を蓄えて
クルミとクリも生えている
亜高山の深山海棠
登らなくても
来てくれた様で愛しい


樹々に優しい
其れは人にも

以下 このスレッドへのレスです。

野良人さん こんにちは 芳賀凛 - 2017/06/10(Sat) 14:36 No.100461   <HOME>

Re: 川縁 らりゅりょ - 2017/06/10(Sat) 23:44 No.100481  

芳賀凜さんお早う御座います。 野良人 - 2017/06/11(Sun) 04:14 No.100487  

らりゅりょさんお早う御座います。 野良人 - 2017/06/11(Sun) 04:32 No.100488  

Re: 川縁 らな - 2017/06/11(Sun) 07:06 No.100490  

らなさんお早う御座います。 野良人 - 2017/06/11(Sun) 10:29 No.100497  


いつかあなたと ズッミ - 2017/06/10(Sat) 01:55 No.100440   返 信
貴方と踊り続けてる 
貴方を通して刺激がゆっくり染み込む

悲しみはどれだけ流しても枯れることはないし、
愛や喜びは溢れすぎても尽きることがないでしょ?

だって、いつも一緒に踊り続けてるから
だから、いつも一緒に踊り続けてるんだ

貴方と踊ってるうちにあなたを忘れてしまうらしい
あなたを忘れたとしても、忘れた後も、
一緒に踊り続けているはずなのに?

踊り方はない 
空が、優しくのせた雲から雨を落として、
太陽を拾い上げて飾るように、貴方と踊る

(思い出を忘れることが出来ても)貴方は忘れられない
貴方といつまでも踊り続ける
いつかあなたと踊りたい


以下 このスレッドへのレスです。

Re: いつかあなたと ズッミ - 2017/06/10(Sat) 02:03 No.100441  

Re: いつかあなたと みらい - 2017/06/10(Sat) 10:24 No.100451  

Re: いつかあなたと ズッミ - 2017/06/10(Sat) 11:34 No.100455  

Re: いつかあなたと とっきー - 2017/06/10(Sat) 11:51 No.100456  

Re: いつかあなたと ズッミ - 2017/06/10(Sat) 23:11 No.100479  

Re: いつかあなたと 亀吉 - 2017/06/11(Sun) 09:28 No.100495  

Re: いつかあなたと 西朗 - 2017/06/11(Sun) 12:36 No.100498  


信じて みらい - 2017/06/11(Sun) 08:21 No.100492   返 信
耳にあるほくろの位置も
哀しいくらい覚えているけど
最初に会った頃から 片思いだった
あなたの浅黒い肌も 小声で話すときだけ出る 低くかすれた声も
どれも私を キラキラした世界に連れてってくれる
「何も 覚えてない」と
言われても
私は ずっと覚えているから・・・
信じて

以下 このスレッドへのレスです。

Re: 信じて 菜夢 - 2017/06/11(Sun) 08:54 No.100493  

Re: 信じて みらい - 2017/06/11(Sun) 09:14 No.100494  


転居 万人にとっての余所者 - 2017/06/11(Sun) 00:50 No.100484   返 信

工学校で学んだ測量をやってみようと、
記憶から持ち出した重たい測量器具を抱えて
彼女とともに風上の方へ気まぐれに歩いてみるが、
パーカーのフードが首に被さって重たく動きづらい
心地がする。

そういや、これくらいの広さの広場で、上半身裸で
僕のバイト仲間の吉田くんが、深夜、大勢の友達とともに
サッカーボールで磔遊びをしていたんだと
野球部の友人同士の中の良さについて語り得たのち、
突如、三十八だが三十手前に見える鼻筋の綺麗な双子の姉妹が
取っ組み合いの大喧嘩の末、姉が右腕を骨折したが、
それでも今もずっと同居していて、結局その二人には
仲間はずれにされてしまったのだと、
フードの奥に隠されていたリスのぬいぐるみは
しきりに、彼女に身の上を明かしていた。

白い小面に心持大きく柔らかに被さるように
浮かせたブラウンとベージュのコントラストの短い髪のまとまりが、
リスの瞳に、嬉々とした親しみと、
新たな至極安全な隠れ場所としても、若干流し気味に
話を聞いている彼女のすっとぼけた表情とともに
写っている・・・。


死にたがりのパトラッシュ 菜夢 - 2017/06/09(Fri) 22:26 No.100437   返 信
「ほら、早く僕を殺してよ」

そう、君が言った
体は飢えに支配され
見上げた絵は酷く美しい
見とれた夢は消えようとしていた

「さっさと殺してくれ。僕はしにたいんだ」

そう、君が笑った。
教会の鐘が鳴る
見据えた何かを悟ったかのよに
ユラリユラリと影のよに

「早く、速く、僕を殺して。そして食べておくれよ。」



  速く速くと急かす声
  犬が話すという現状に
  彼は気付くのが遅かった

彼は笑う
最後の時を目の前に
深く深く息を吸った
きっと空は快晴だ


「______死ぬなよ、パトラッシュ」






  「どうしてもっと早く殺して食べてくれなかったのさ」

鳴り響く遠吠えとともに
舌をかみきる<彼>
彼らの願いはもう一生叶わない




以下 このスレッドへのレスです。

Re: 死にたがりのパトラッシュ みらい - 2017/06/10(Sat) 10:38 No.100452  

Re: 死にたがりのパトラッシュ ひろ - 2017/06/10(Sat) 16:29 No.100465  

Re: 死にたがりのパトラッシュ 菜夢 - 2017/06/10(Sat) 19:42 No.100471  

Re: パトラッシュへ 金曜日の砂糖ちゃんより 古明地ことり - 2017/06/10(Sat) 22:08 No.100478  

Re: 死にたがりのパトラッシュ 西朗 - 2017/06/18(Sun) 21:23 No.100714  


流転が始まる時を 差羽ナガレ - 2017/06/10(Sat) 00:09 No.100439   返 信
決して剥がれないカシュ−

闇と孤独に蝕まれた爆音

天使達はもう空を見ない

左目のジュリ−と歩く街

傘がないと嘆く綺麗な子兎

何処か曖昧なあの国から

溢れるゴッドジャズタイム

その時計を止めた時に僕は

どんな事を願うのだろう

以下 このスレッドへのレスです。

Re: 流転が始まる時を みらい - 2017/06/10(Sat) 08:25 No.100446  

Re: みらいさんへ 差羽ナガレ - 2017/06/10(Sat) 21:23 No.100473  


季節届け屋 兼 呼び笛人造人間 菜夢 - 2017/05/19(Fri) 13:59 No.99809   返 信
蒼い海 蒼い空 白い雲
そんなものみたことない
空は煙でもっくもく
海はどこにも存在しない
だってこの街空中に在る
プカプカプカプカお空の上さ
毎日毎晩毎週毎月毎年毎年何年経っても
そのことは
変わりません

地上が一体どうなってるのか
一度も耳にしたことはない
僕には僕の仕事があるから
気にしてたら生きてけない
もう直ぐ夏がやってくる
煙の街にも夏がくるのだ
だから僕はせっせと歩く
夏の種を街に蒔いて
よっこらせっせ よいこらせっせ
重たい鞄を背にしょって
僕は初めて季節を届けます

そろそろ晩春 夏をよばなきゃ
やっと街を一周し終えて
夏の種も蒔き終わり
僕はあの人の仕事場の
前に立ち止まった
鞄を下ろして
中からギラギラ金の箱
僕はそれを両手に持って
真上 頭上 塔の最上階に
届くように放り投げた
金の箱は煙を破って
ぐんぐんぐんぐん

最後の大仕事
右手に時計を手に持って
カチカチとなるその時計
0時 丁度 迄 後何秒?
僕は勢いよく
頭の上のラッパを鳴らした



   らんらんと輝く
   大きさの違うその目
   つぎはぎ狂った
   コートを着て
   フードを被ったその中は
   目と暗闇がポツンと浮かぶ
   手は鉄鋼製品で
   スズランを生けたリュックサック
   背中にどんとしょっていて
   極めつけには頭上に生えたラッパ
   そう、
   彼は人間ではありませんでした。
   彼は………


ラッパの音につられるように
ガラクタ龍の壊れる音がした
崩れはじめる空中帝都市
季節の到来とともに
それはやがて蜃気楼のように

僕は一人天を仰いだ
どうしてどうしてこうなった
ただラッパを吹いただけなのに
夏を呼んだ、だけなのに

隣で人の気配がした
斧を携えたあの人が
隣で、笑ってる。

都市は崩れ落ちながらも
確かに夏はやってきた
煙が散ったそらを彼は
黒で染まった夜を彼は

蒼い空だといった

以下 このスレッドへのレスです。

菜夢さんへ 古明地ことり 古明地ことり - 2017/05/19(Fri) 21:14 No.99822  

遅くなりました 菜夢 - 2017/05/21(Sun) 20:30 No.99889  

こんばんわ 今日も母から呼び出し こまったね? 古明地ことり - 2017/05/22(Mon) 00:53 No.99895  

こんばんわ 西朗 - 2017/06/07(Wed) 22:51 No.100387  

Re: 季節届け屋 兼 呼び笛人造人間 菜夢 - 2017/06/10(Sat) 19:38 No.100470  


風の葉 (ゆうがたのうた) 西朗 - 2017/06/05(Mon) 13:27 No.100329   返 信


優しい風にケヤキが
包まれて空の眩しさが
ゆっくり消えて行く


子と母の子が聴こえてきて
スクーターの満足げな唸り声
お寺の鐘の音が
夕方にセレブレーションを
微かに
呼びかわす


どこかと何処かを繋ぐ風だ
見えない方から
見えない方へ
流れ


だれかと誰かを繋ぐ風だ
言葉のない
所に
言葉が
新芽のように
また
生えてくるだろう


見えない木の根と
共に眠りながら
真夜中にぼくは
あたらしい花を
咲かせよう







































以下 このスレッドへのレスです。

Re: 風の葉 (ゆうがたのうた) ひろ - 2017/06/05(Mon) 13:39 No.100331  

ひろさんへ 西朗 - 2017/06/05(Mon) 22:38 No.100345  

訂正になります 西朗 - 2017/06/06(Tue) 21:12 No.100358  

Re: 風の葉 (ゆうがたのうた) らりゅりょ - 2017/06/06(Tue) 23:43 No.100365  

らりゅりょさんへ 西朗 - 2017/06/07(Wed) 02:49 No.100366  

Re: 風の葉 (ゆうがたのうた) らな - 2017/06/07(Wed) 05:06 No.100367  

らなさんへ 西朗 - 2017/06/07(Wed) 13:39 No.100379  

Re: 風の葉 (ゆうがたのうた) 陽炎 - 2017/06/08(Thu) 16:08 No.100410  

西朗さん こんばんは 芳賀凛 - 2017/06/08(Thu) 17:31 No.100412   <HOME>

陽炎さんへ 西朗 - 2017/06/09(Fri) 01:21 No.100420  

凛さん、かんしゃです。 西朗 - 2017/06/09(Fri) 04:07 No.100421  

Re: 風の葉 (ゆうがたのうた) 陽向 - 2017/06/09(Fri) 20:08 No.100430  

陽向さん、こんばんわ 西朗 - 2017/06/09(Fri) 22:17 No.100436  

Re: 風の葉 (ゆうがたのうた) みらい - 2017/06/10(Sat) 08:07 No.100444  

みらいさんへ 西朗 - 2017/06/10(Sat) 15:49 No.100464  

Re: 風の葉 (ゆうがたのうた) 菜夢 - 2017/06/10(Sat) 19:29 No.100469  

菜夢さんへ 西朗 - 2017/06/10(Sat) 23:57 No.100482  


熱風 とっきー - 2017/06/10(Sat) 12:00 No.100457   返 信
昨日の夜はとても美しいブルー
いちご色の月が光るブルー

青春談義に花を咲かせてるブルー
自分たちも今、青の中にいることを

隠しながら ポケットの中
照れくさそうに

僕の過去はきっと素敵なエピローグ
やるせない現在にもおそらく輝くときが

彼の未来にはきっと素敵な大団円
全て許しながら想う人がきっと一人

風に運ばれるのには 勇気もいるさ
照れちゃってごめん

玄関は回せば開くよ 簡単さ
照れ笑いしながら

出かけよう

以下 このスレッドへのレスです。

Re: 熱風 ひろ - 2017/06/10(Sat) 16:55 No.100467  

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