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もやしの夜  / 初心者 (kd106160132154.ppp-bb.dion.ne.jp) : 2017/02/17(Fri) 21:52 No.96657  
返 信

もやししかなくて
お鍋に水を張った夜

あまりにも静かなので
分身が久しぶりに戻ってきた

何か言われそうな気がしたけれど
背後でじっと息をひそめているだけだ

風が吹いて窓が張りつめる
呼吸から遥かに遠ざかった時間

泡が湧くと
もうそこにない

分身もいない
また何処かへいった






  

Re: もやしの夜 ヤエ (fl1-60-238-128-137.tky.mesh.ad.jp) - 2017/02/17(Fri) 22:11 No.96658  

もやししかなくって、とりあえず茹でてる様子は、一人暮らしにも慣れなんとかやってる若者を想起させますね。
私はやって来た分身は幼かった自分かなと思いました。もやしを何となく茹でる自分は、なりたかった自分なのかな、幼い私がみたら、なんと言うかな?まぁよくやってるよって言うのかな?…と。色々考えられる詩だなと思いました。
  

Re: ヤエさん、ありがとうございます。 初心者 (kd106160132154.ppp-bb.dion.ne.jp) - 2017/02/17(Fri) 22:35 No.96659  

「分身は幼いころの自分」というのは、ああ、なるほどなぁと思いました。

私は分身の正体をあんまり意識してなくて……
分身なんだけど正体不明な感じで、出現させました。
背後霊的な。

それが「幼いころの自分」だとすると、また違った詩情で……切ないようで、ほのかに暖かいような、雰囲気になりますね。
  

Re: もやしの夜 ラッシュ (p221.net219124130.tokai.or.jp) - 2017/02/18(Sat) 13:56 No.96674  

もやしが、身の入っていない印象を出し、張り詰めた気持ちの中で、過去の何かを問い詰めるとか、ナーバスになってしまった瞬間なのかなと思いました。自問の詩でしょうか、そうとも感じました。
ありがとうございました。
  

Re: もやしの夜 マーブル (kd106181089092.au-net.ne.jp) - 2017/02/18(Sat) 17:19 No.96682  

もう一人のわたし、が、静かに見守っている感じが良かったです。
「もやし」のように、白くって、ひょろりとのびた「わたし」なのかもしれず・・・。
  

Re: ラッシュさん、ありがとうございます。 初心者 (kd106160132154.ppp-bb.dion.ne.jp) - 2017/02/18(Sat) 21:30 No.96694  

あまり深い事は考えていません。
とにかく生活の合間に闖入してくる不可思議な「間」を想像して、書いてみました。

もやしについて。
自分としては、いくらなんでも影が薄すぎじゃないかと、投稿してから思いました。
タイトルの「もやし」は抜いても良かったかも、と。

でもラッシュさんの感想を頂き、もやしがちゃんと詩の具材になっているのが分かって、良かったです。
  

Re: マーブルさん、ありがとうございます。 初心者 (kd106160132154.ppp-bb.dion.ne.jp) - 2017/02/18(Sat) 21:41 No.96696  

「もやし」のような白い分身が背後に立っている。
おそらく、ちょっと猫背気味であると想像。
こ、怖いです……。

「もやし」と「分身」のイメージの重複は、不思議と考えなかったのが自分でも不思議です(笑)

もやしはもやしらしく、何にも影響されず、影響を与えず、
そこにただ置いてあるイメージで、いちおう考えていました。
  

Re: もやしの夜 凡人 (p6220-ipbfp2501tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp) - 2017/02/18(Sat) 22:13 No.96700   <HOME>

もやしの夜
という表題は実に面白いです。
だってもやしは暗闇の中で栽培されるわけですよね。
そう意味ではもやしは常闇の中にいるのですから
なにが「夜」なのか分かっていないんじゃないかと思ったりするわけですね。

そういう視点からこの詩を見てみると。
暗いところにしかいなかった自分が
明るい電灯の下に出てきたが、戸惑い
外の暗い世界が自分の故郷だと思っているような
そういったノスタルジーを少し感じたりします。

いろんな解釈の幅があっていいですね
  

Re: 凡人さん、こんばんは。 初心者 (kd106160132154.ppp-bb.dion.ne.jp) - 2017/02/20(Mon) 20:50 No.96798  

なるほどなぁ……と、染み入りました。
と同時に痛恨というか、学生時代から現在まで、もやしにお世話になりっぱなしなのに、
もやしの育った背景に目が向かなかったというのは、ちょっと考えが浅かったと自分で思います。

あまりにも身近すぎて、情景の小道具としての食材としてしか考えていなかった気がします。
その食材を使うのは、人間しかいないのだから、食材は人間性の鏡のようなものかもしれないですね。

もやしひとつとっても、侮れないものだと感じさせていただきました。
ありがとうございます。
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