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[96251] それでも生きている 投稿者:やんでるうさぎ 投稿日:2017/02/06(Mon) 12:01
              
 どれほど泣いただろう
 どれほど傷ついただろう
 どれほど心配しただろう
 どれほど地団太を踏んだだろう
 どれほど朝を待っただろう
 どれほど胸の鼓動を聞いただろう

 どれほど面会謝絶としたかっただろう
 どれほどビルからダイビングしただろう
 どれほど人間性を否定されただろう
 どれほど騙した人を恨んだだろう
 どれほど別れた人の冷たさを感じただろう

 どれほど人を許しただろう
 どれほど人を諦めただろう
 どれほど人を思うことを止めただろう
 どれほど言わないで我慢しただろう
 どれほど感情を押し殺してきただろう
 どれほど時間を返してと思っただろう
 
 朝を迎えるだけの気力もないのに起き
 歩くだけの意思もないのに闊歩し
 食べるだけの意欲もないのに口に運び
 眠っても解決しない気持ちで床に着く

行き先の決まらない頭でものを考え
するだけの活力もないのに仕事をし
治す意気込みもないのに病院へ行き
着飾る喜びもないのに洋服を選び
笑う心もないのに明るく振る舞う

それでも、わたしは生きている
[96251へのレス] Re: それでも生きている 投稿者:ボボリンク 投稿日:2017/02/06(Mon) 12:58
はじめまして。

「どれほど〜だろう」という構文を列挙することによって、生きることについての絶望感、倦怠感、苦悩が前景化されていますが、「どれほど〜だろう」という構文の執拗なレピティションから、「どれほど〜だろう。でも実際は〜」というように、反語的に言葉が続いてきそうな、生への執着心も個人的に感じることができました。

「この世は虚しい劇場で、その劇の中で人は短い役を演じているにすぎない」とシェイクスピアが言ったように、現世は短くも儚い、虚無で満ちた世界ですが、それでもわたしたちは生きていくんですね。

ありがとうございました。
[96251へのレス] Re: それでも生きている 投稿者:智晴 投稿日:2017/02/06(Mon) 17:12
とても強い悲しみを感じつつも、それでも生きていこうとする力強さを感じる詩だと思いました。
[96251へのレス] Re: それでも生きている 投稿者:かものはし 投稿日:2017/02/06(Mon) 18:11
はじめまして、やんでるうさぎさん。

かものはしと申します。

きっと、多かれ少なかれ、みんなそういう思いを抱えて生きているんだと思います。
どれだけ意識するかもまた、人によってさまざまですけど。

「それでも、私は生きている」
繊細だけど、力強い生の咆哮を感じました。
[96251へのレス] Re: それでも生きている 投稿者:亀吉 投稿日:2017/02/06(Mon) 18:13 <HOME>
悲しくて泣きそうです。純粋な叫び、いつも自分から手をのばした。
一人でいることの、虚無感とは何を信じていくか考えるきっかけであるかもしれない。私は今までと自分を頼る。
[96251へのレス] Re: それでも生きている 投稿者:ラッシュ 投稿日:2017/02/06(Mon) 21:22
これほどの「どれだけ〜」を並べ叫んでいますが、最後の一文の事もあり、マイナスの感情の裏に、ただかまってほしい、見てほしい等の気持ちがあるのかな?と思いました。どれだけの中に死という文字がないのも気になりました。
ありがとうございました。
[96251へのレス] Re: それでも生きている 投稿者:大空 投稿日:2017/02/06(Mon) 22:05
はじめまして。
誰にでもある思いの詩ではありますが、仕事柄精神疾患の方と話すこともあり、そんな方々の日常に触れさせてくれる詩だなと思いました。(勝手にそういう感じかたをしてしまい、すみません)

「どれほど〜」のくだりは、ややながいようにも思えましたが、それがよりいっそう、「それでも〜」を引き立てているとも思いました。または、言わずにはいられない思いがあったのかなと。

ビルをダイビングという描写は、実際の行動とは別のものを置き換えられたものかなと感じました。もしそうなら、詩の雰囲気が変わっており、いいなと思いました。

「それでも生きている」私も自分自身に問いかけたくなる言葉で、引き付けられました。
[96251へのレス] Re: それでも生きている 投稿者:佐野運平 投稿日:2017/02/07(Tue) 11:06
沢山の「どれほど」ですが、
どれほど面会謝絶としたかっただろう
どれほど時間を返してと思っただろう
この二行は仮定的なニュアンスが強いところだと思いました。

[96272] 灰色 投稿者:智晴 投稿日:2017/02/06(Mon) 17:17
なんだか空が曇っている

いや、曇っているのは私の心

そばを淋しげに冷たい風が吹く

いや、淋しいのは私の心

土がとても乾いている

いや、乾いているのは私の心

花も萎れているようだ

いや、萎れているのは私の心

なんだか空気が肌寒い

いや、寒いのは私の心

どこもかしこも灰色の世界

それは私の心

一面に広がる黒い雲から

何度も何度も

雨が降っては止み

降っては止みを繰り返す

だが、雨の日があれば晴れの日もあるように

いつか私の心も晴れるだろうか
[96272へのレス] Re: 灰色 投稿者:大空 投稿日:2017/02/06(Mon) 21:26
智晴さん、はじめまして。
前半同じリズムを繰り返し、その後の展開も口ずさみやすく、リズムがいいなと思いました。詩の内容もとても素敵だと思います。
[96272へのレス] Re: 灰色 投稿者:佐野運平 投稿日:2017/02/07(Tue) 00:31
「私の心」が焦点に成って居ますね。そして「灰色の世界」。詩的感興が読んで居て湧いて来ました。

[96281] 無題 投稿者:藍蓮花 投稿日:2017/02/06(Mon) 20:53
つむじ風に舞う 粉雪行き場を無くしたように
彷徨うのはきっと 私も同じ
未来のない虚しさに
この身を任せてそっと目をつむる

あの人は足元に雪を絡ませて
横風殴るハイウェイを降りてくる
警戒警報の出ていた海沿いを臨む一車線
車体は何度も突風に逸れたのだろう
積み荷と後続車を気にしながら
操縦するその手に力を込めたのだろう
そうして私の街に来たのだろう

そんなあの人のことを
本当は私は何もわかっていない
全て自分で造り上げた
虚構のあの人をただ 愛しているのだ

屈託無くいつも目の前で微笑むのに
私を追って遠回りしながら荷を降ろすのに
明け透けに私を信じてくれているのに
私には何も見えてはおらず
子供のようにあの人を困らせ迷わすばかり
側にいる資格はないと
わかっていても
どんなにわかっていても
とめどなく溢れる想いをただ垂れ流して
巡る季節の匂いに今日も戸惑う

幸せをただ 願おう
永遠なんてない この想いがいつか砕けたら
仕舞う宝石箱は用意している

[95803] 遊戯 投稿者:ネン 投稿日:2017/01/23(Mon) 23:57



神の不在に
人間が生まれて
あらん限りの敵を作り
潔く死のうとする

月や星のように
いつまでも遠く
許し続けて
与えていたいのだ

傲慢に食っていく
獣の生き残りが
巡って来る別れに
否と言って笑う

間違う度に
近付いてしまう
役立たずで
意味のない孤独の内


[95803へのレス] Re: 遊戯 投稿者:木立 悟 投稿日:2017/02/05(Sun) 21:36 <HOME>

いつまでたっても
人は人の理由で
人から離れられないのだ
と感じました。


[95803へのレス] Re: 遊戯 投稿者:ネン 投稿日:2017/02/06(Mon) 06:08
木立 悟様

そうですね。
それが可愛いような、困った所のような。
私も長く離れてはいられない方だと思います。

[96193] ニュース 投稿者:乱れて今朝は 投稿日:2017/02/05(Sun) 20:12
ニュースをみれば
いつも人が闘ってる

ニュースをみれば
いつも人が夢見てる

ニュースをみれば
いつも人が頑張ってる

ニュースを見ている僕は
何もしらない
彼らの努力も葛藤も

ニュースをみれば
いつも人は死んでいる

ニュースをみれば
いつも人は嘆いている

ニュースをみれば
いつも人は争っている

ニュースを見ている僕は
不幸を知らない
だけれどそれは
しあわせでしょうか
[96193へのレス] Re: ニュース 投稿者:亀吉 投稿日:2017/02/05(Sun) 23:24 <HOME>
充足的であることはつまり、もちろんそれは一個の問いであり、それ自体で充足する。と誰かが言ってました。

奥のある詩、ありがとうございます。
[96193へのレス] Re: ニュース 投稿者:内藤 投稿日:2017/02/06(Mon) 17:18


「だけどそれは しあわせでしょうか」

間接的に不幸になります

[96182] 月夜にひとりぼっち 投稿者:匣男 投稿日:2017/02/05(Sun) 14:52
下弦に浮かぶ月の下で
ただ一人で佇むのならば
火の出るような強い酒と
弾けないギターがあればいい
アルコールの酔いとでたらめなギターが混じり合うのなら
きっとそれは下手くそで
柔らかな旋律を奏でるのだから

無数に散らばる星の下で
道を失いさ迷うのならば
フェルトで織った上等なコートと
口から溢れる言葉があればいい
コートの温もりと自由な言葉が混じり合うのなら
きっとそれはでたらめな
誰かを思う詩(うた)になるのだから

下弦の月と星の下で
下手くそな旋律と
でたらめな詩を混ぜ合わせて
一つの歌を作ってみるなら
やはりそれは下手くそで
でたらめな歌になるのだろうけれど
たった一人の心を震わせ
たった一人でも涙を溢させるのなら
きっとそれは幸いな事であろうから
きっとそれは素晴らしい事であろうから

こんな月と星の夜に
一人でいるのも悪くない
[96182へのレス] 匣男さん こんばんは 投稿者:芳賀凛 投稿日:2017/02/05(Sun) 20:25 <HOME>
匣男さん お久しぶりです!
月夜の下、ウオッカの入ったスキットルを片手にピックを弾く
粋な男の姿が浮かびました。仮定、推量、仮定を繰り返し、
出て来た結論は、譲歩を含む肯定「一人でいるのも悪くない」
と導くという所に、何というか男のたくましさを感じます。
そのため、下手くそなギターもでたらめな詩もみんな
逆転して見えてきました。月か星になりたい気分です。
ありがとうございました。
[96182へのレス] Re: 月夜にひとりぼっち 投稿者:ラッシュ 投稿日:2017/02/05(Sun) 22:50
本当は器用なのかもしれないですが、不器用でただ一つの為だけの芸術が浮かび、カッコよさを感じました。
雰囲気に取り込まれながらの最後の「一人でいるのも悪くない」グッときました。
ありがとうございました。

[96203] めぐり 潮音 投稿者:木立 悟 投稿日:2017/02/05(Sun) 21:37 <HOME>




蝋燭で世界を燃そうとするもの
茎も葉も無い花のあつまり
冬の陽を模した手足の舞が
風に風を刻む夕暮れ


冬と 水晶の霧と樹と
エメラルド 空に刺さる音
遺跡を分けるひとつの径
影しか居らぬ真昼の径


小さな響きが
大きな響きに絵を描き
枝から枝へ転がり落ち
凍りついた地を辿る


幾何学の湖面に潜む魚影
雪に降り立つ鳥の羽音
足跡 息
足跡


午後の明るい灰の胎児
枝の海のはざまの虹
巨きなまばたき
静かな湿り気


鳥のかたちの氷山が
川を無数に溯上してゆく
沈みながら笛を吹くもの
水の底で鐘を撞くもの


幾度も幾度も巡るうち
胎児は産み落とされていて
水没した街を漂いながら
降る雪に手をのばし微笑んでいる

























[96184] イイワケ 投稿者:名無し 投稿日:2017/02/05(Sun) 16:19
終わらせたいと
この一瞬さえも
私という物質的存在を
この世界から
夢も願いも何もない
必死に生きてるわけでもない
ただ、ただ
流れに身を任せて
時間(とき)の中で
自分に嫌気をさしながら
自分の時間(とき)を止めることが
怖くて逃げてるくせに
こうやって言い訳を並べ
ただ、ただ
時間(とき)を無駄にしながら
諦めてるくせに
胸(こころ)奥底で
諦められずにいることにも知りながら
見て見ぬふりをして
すべてを諦めた振りをして
理由(いいわけ)を探して
醜いと
誰かが終わらせてくれれば・・・
とか考えたりして
あぁ誰か
早く、はやく
私の息の根を止めに来て
私が何かをしでかす前に
[96184へのレス] Re: イイワケ 投稿者:亀吉 投稿日:2017/02/05(Sun) 17:42 <HOME>
11行目から有心自体ににおちていく様子が見れます。
どうしてでしょうか?

[96094] 消費税込み 投稿者:虎竜 投稿日:2017/02/03(Fri) 20:53
100均でマンガン電池6本が108円

その電池3本でLEDランタンが

一晩灯る

僕は100均で
二つの晩を買う
[96094へのレス] Re: 消費税込み 投稿者:匣男 投稿日:2017/02/05(Sun) 14:51
人間の歴史は夜を克服する歴史とも言い換えられるのかもしれません。
闇をおそれ、そこから逃れるために火を使い、灯りを生み出し、その一方で妖怪や化物を生み出していったのでしょう。
現在ではわずか108円でその夜を完全にやっつけららる灯りを灯せる時代です。
でもそこに妖怪達が生きる空間はあるのでしょうか。そう考えると深い悲しみすら感じられます。
色々と考えられる作品でした。ありがとうございました

[95539] 秒速30万q 投稿者:匣男 投稿日:2017/01/14(Sat) 12:16
言葉は音速を超えて
文字は光速を超える
それでもまだ早さが足りないようだ
君に想いを届けたいのに
[95539へのレス] Re: 秒速30万q 投稿者:とむ 投稿日:2017/01/14(Sat) 18:52
はやさが足りないってことは
位置が離れているだけでなく
広がっていってしまっているという事なのかな
宇宙の膨張みたいに。
何よりも強い理性の爆発?が人には必要なのかも
[95539へのレス] Re: 秒速30万q 投稿者:初心者 投稿日:2017/01/14(Sat) 21:38
人間と人間の間の距離。
どのくらいあるものなんでしょう。
距離を計算して邁進しても、人に届くというわけではない。
そんな、難しさを感じました。
[95539へのレス] Re: 秒速30万q 投稿者:佐野運平 投稿日:2017/01/15(Sun) 18:39
言葉の速さ、文字の速さ、そして君への思い、詩に深みがありました。
[95539へのレス] 匣男さん こんばんは 投稿者:芳賀凛 投稿日:2017/01/16(Mon) 21:20 <HOME>
お久しぶりです!
早く気持ちを伝えたいという時に限って時間はゆっくり過ぎて
行くように感じてしまうものですね。それは本当にもどかしく
じれったい憂鬱な時間です。ならば時を止めて、自分と相手
の時間だけ動かす---というのはいかがでしょうか---💚。
ありがとうございました。
[95539へのレス] とむ様 投稿者:匣男 投稿日:2017/02/05(Sun) 13:28
ありがとうございます。

相手の事を知れば知るほど思えば思うほど距離が離れていく気がします。
ぐだぐだと言葉を重ねるよりも、一度の行動の方が力があるのかもしれません。
感想、感謝いたします。
[95539へのレス] 初心者様 投稿者:匣男 投稿日:2017/02/05(Sun) 13:30
ありがとうございます。

肌を触れ合わせていても心は遠くに有ることも有れば、距離は離れていても心は重なっていることもありますよね。
だからこそ距離を確かめるために言葉があるのかもしれません
感謝、感謝いたします
[95539へのレス] 佐野運平様 投稿者:匣男 投稿日:2017/02/05(Sun) 13:46
ありがとうございます

深みのある詩との評嬉しくおもいます

感想、感謝いたします
[95539へのレス] 芳賀凛様 投稿者:匣男 投稿日:2017/02/05(Sun) 13:48
ありがとうございます。
お久しぶりですね。けっこう長いことご無沙汰してました。
百万回の愛してるなんかよりも〜なんて歌が一昔前に流行りましたね。
理性のある言葉よりも、感情に任せた爆発のほうが良い結果を残すこともあるのかもしれません

感想、感謝いたします