第7回うおのめ祭り 開会の挨拶

 このうおのめ祭りは、今年で7回となる、オンライン文学の祭典です。
 本賞は、作品を通じて作品を語り、交流を深めて文学仲間と楽しみ、作品発表の意欲を高めよう、ということを目的としています。大きく分けて詩と小説で受付ます。作品はノンジャンルで受け付け。エンタメ・純文学・児童文学なんでも来いです。委員長と参加者のみなさんとが、がちんこ対決じゃあありませんが、真剣勝負をするつもりの意気込みで開催いたします。
 前回では、パビリオンとして賞とは別に作品展覧の場も設けましたが、今年は賞にしぼっての受付となります。
 この、うおのめ夏祭りは、文学賞と夏祭りという相反する側面をもっていますが、それを可能にする無限大のステージです。ですから、エントリーメールを送信して「はいおしまい、選考結果だけを待つ」、というのではなく、感想広場、あるいは交流チャット会などを通して、存分に活用して戴きたいと思っています。
 従来までは文学修行といえば、同人誌活動や各地方発信の文芸誌、文学道場が中心でしたが、昨今の経済不況や生活スタイルの変化、個別的な生活上の理由から、そうした文学修行の形態そのものが衰退化しているのが現状です。実際は、新しい書き手の登場を現場としては待ち続けているのに、です。一方で、ネットが普及し、距離も生活スタイルも越えて語り合えるこのネット環境の中で多くのオンライン作家が生まれようとしています。しかし、知識の闘いではなく、ネットマナーを守り、「ことば」で通じ合える努力をしなければ有益な文学修行には至りません。それは、決して難しいことではありません。日常の心遣いと同じ事なのです。それが、人と人との心をつなぎ合わせることにつながるのです。
 うおのめ企画では、そうしたネットマナーを重視し、パソコンの向こう側にいる(北海道から沖縄、そして、海外の)大勢の読者や書き手が出会える文学の祭典を目指しています。「創作は一人でするものだけど、文学は一人ではできない」をモットーに、「ことば」を楽しむ文芸のステージを広げたいと考えています。祭典は一夏ですが、そのステージは、明日への一人一人の創作意欲へとつながっていくものです。その色とりどりの創作意欲・作品世界が未来の文学業界を潤すことになると信じています。
 今年も本賞にとって、何を守り続け、何を変えていくかという課題と常に向き合って、本賞の会場作りをしていきたいと思っています。
 今回も委員長を含めて5名の実行委員がこの夏のステージを演出していきます。実行委員一同、一丸となって本賞の理念に常に立ち返りながら、まっすぐ未来の文芸を見据えて参ります。
 文学の花火をドッカンと夏の空に打ち上げ、うおのめの御輿をみんなで担ぎ、文学という酒に酔い、お好み棒を片手にできるだけ多くの方と出逢えるといいな願いつつ、開会の挨拶に代えさせて戴きたいと思います。分からないことや不明な点があれば、どうか、遠慮なく掲示板やメールでお問い合せください。(文責 大江)

うおのめ夏祭り実行委員長 大江眞輝うおのめ倶楽部
2006年6月10日(FIFAワールドカップ開催の日に)

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